50周年記念事業への取り組み(組織委員会担当事項を中心に)

中野十中は少子化、私学との競合のなかで、生徒数の減少が進み、中野区が進める学校統廃合の対象になっています。今後の十中に生徒が集まるかどうか、集められるかどうかが学校存続の大きなポイントであると考えられます。
 そうした中で、2004年に中野十中が開校50周年を迎え、半世紀という大きな区切りの時に、同窓会としても同窓生の交流に止まらず、学校・在校生を支援するとともに、地域と連携をはかるため、50周年記念事業に積極的に取り組むことにしました。
 この小文は、準備を開始した平成15年からの同窓会活動のうち、特に同窓会の「組織」の強化、すなわち如何に沢山の卒業生が同窓会活動に参加できるようにするかの取り組みを中心に紹介し、今後につなげて行きたいと考えています。

1 同窓会活動の現状

50周年を迎える時点で同窓会には49期までの卒業生がいますが、同窓会活動を行なう上で、活動している期(同窓会として把握している)が限られているのが最大の問題です。 これは50周年を迎えるための準備を開始した時からというより、十中の30周年、40周年の際にも同窓会は可能な範囲で卒業生に呼びかけ、学校行事に協力してきましたが、1期から10期までの卒業生の幹事しか把握できておらず、さらに期として活動しているのはそのうち数えるほどしかないという実態なのです。
 同窓会は平成15(2003)8月に、40年の時に設置された「各期連絡会」を開催して、50周年に向けての準備をはじめましたが、この時点でこの連絡会のメンバーは1期から10期まででその中でも会合に出席できない期が複数ありました。

2 組織委員会の課題と取り組み

50周年記念事業に取り組むため、同窓会は1511月に編集委員会と組織委員会を発足させました。組織委員会は10期までの幹事名簿を充実するとともに各期連絡会への参加を働きかけること、11期以降の各期幹事の追加(11期以降の期への働きかけ)を当面の目標とし、最終的には多くの期が同窓会活動に参加するとともに、卒業生が期ごとに集まり、可能ならば同期会を開催することを働きかけることしました。
 幹事名簿を作成するため、30周年のときに同窓会で集めた名簿や、学校に残っている名簿を収集しました。そのうえで地元の情報やインターネットの「ゆびとま」の掲載者などに期の窓口になって貰うよう働きかけ、各期の窓口・幹事の名簿を作成していきました。特に地元で活動している方の子供たちや卒業生の二世で、十中の卒業生の者をリストアップし、それぞれの期の窓口になってもらうよう文書を配布してお願いにも回りました。さらに恩師に親睦活動調査として、卒業生のクラス会活動状況や担任クラスの生徒でまとめ役としての適任者を照会しました。またPTAのOB会である薫風会の方にもそのご子息の卒業後の活動状況をうかがいました。
 こうした資料で幹事名簿を充実させていきました。
こうした働きかけにより、休眠している期が活動を開始する際に、必要となる連絡費を特定の人に負担させないため、同窓会では同期会を開催することを目指す期には1万円を支援する制度(各期活動費補助制度)を創設し、期の幹事・窓口候補者に周知しました。
 こうしたこともあり、165月から各期連絡会に11期以降卒業生が参加するようになり、24期が同期会を開催するなど徐々に働きかけの成果が少しずつ現れてきました。

3 十中の記念行事への参加

 十中は50周年記念行事の準備のため、学校、同窓会、PTA、薫風会の4者で構成する50周年記念行事実行委員会を平成15926日に発足させ、記念行事の日程、記念行事の内容などを話し合い、準備が本格的にスタートしました。その後記念行事の日程が平成161024日と決定し、記念式典と祝賀会の内容、記念誌の作成など記念行事の内容や予算の検討が進み、同窓会も記念行事への寄付や校歌のCDの作成、同窓会独自の記念誌の作成など50周年を盛り上げる内容を詰めていきました。
 記念式典・祝賀会の案内文の教職員OBへの発送について、学校は平成時代の在職者、薫風会は会に入っている方に発送することになったので、同窓会は昭和時代に在職した教職員で住所の分かる方149人に通知文を発送しました。
 同窓生にはまず各期連絡会のメンバー(各期の窓口1期から46期)90人に発送しました。同窓会としては記念式典に30人、祝賀会には120人の参加を目標としていたので、11期以降の卒業生には電話や訪問などにより参加を募るとともに、返信状況を見ながら1期から10期までの各期連絡会以外のメンバーに約90通案内状を発送し参加者を募りました。
 その結果、同窓会が発送を担当した恩師が20名、同窓生は式典に30名、祝賀会に86名参加して、壇上で校歌斉唱するなど記念行事を盛り上げ、十中の伝統の素晴らしさを参加者にアピールしました。この日の参加者のうち10名が11期以降の卒業生でした。
 祝賀会当日は学校で同窓会関係者の集会を開催して今後の同窓会活動への協力を求めるとともに、学校付近で恩師も交え懇親会を実施しました。

4 同窓会総会・卒業生の集いの開催

 平成16年(2004年)1024日の学校で実施した50周年記念行事とは別に、平成17年(2005年)312日に同窓会として記念集会を開催することにしました。
 当初は、同窓会総会は学校の記念行事と同じ日に行ったほうが良いのではないかという意見もありましたが、記念行事が行われる日は十分な時間が取れないこと、学校の記念行事を1つの契機にして、同窓会としては半年後に大勢の卒業生が集まれる機会をつくり活動を盛り上げることとなりました。
 参加者数が予想しにくい中で、150名〜350名位の幅なら対応できるように、中野サンプラザを予約しました。また今後の同窓会活動の進め方、会則改正、役員体制と所管事業の分担などについて原案を作り、総会に向けて議論及び内容の周知を図りました。
 312日は参加者全体で同窓会総会を行い、会則の改正、役員の選出を行うとともに、合同同期会のような形で多くの期の卒業生が集まり、出来るだけ同期の人との懇親を深められる内容の集いとし、案内文も基本的には各期の幹事から発送することにしました。また、多くの卒業生に50周年記念事業のための寄付と、記念誌への広告掲載を呼びかけて、391名からの寄付と24件の広告を頂きましたが、これらの人には312日の卒業生の集いの案内を発送しました。
 そうして312日午後2時から中野サンプラザで、恩師16名と十中の校長・教頭先生の参加を頂き、卒業生は1期から33期まで249名の参加で同窓会総会及び卒業生の集いが開催されました。当日1、2346891018期はそれぞれ10名以上の同期生の参加があり、そのほかも7つの期からの参加者がありました。11期以降の参加者は31名と、この間の働きかけが実を結びました。

5 今後の同窓会の活動

卒業生の集いでは同窓会・同期での活動へのアンケートを行ったが、50周年終了後も同窓会や同期での集まりを望む声は多かった。現に6期生は還暦を契機に20065月に同期会を開催する準備を進めています。
 今後同窓会では、幹事間で定期的に会合を持つなど連絡を取り合うとともに、同窓会のHPの充実、学校との連携の強化を図る態勢ができました。組織担当としては、個人情報の保護の観点から名簿の取り扱いには慎重を期しながら、各期の幹事・窓口となってくれる方の拡大と同期会開催の働きかけなどにこれからも取り組んでいくので、どのようなことでも相談・連絡していただければ幸いです。

           平成18年(2006年)1月 中野十中同窓会 組織委員会 吉田安輝